Interview
02

Aさん 化バイ先生
化学・バイオ工学科
2023年入学
島根県出身
A さん
化学・バイオ工学科
学科広報担当教員
宮城県出身
化バイ 先生

迷っていた私が、“研究者を志す”と決めるまで

化バイ先生

“化学・バイオ”との出会い 本日はよろしくお願いします。 まず、数ある理系分野の中で、なぜ化学・バイオ工学科を選んだのか教えてください。

Aさん

よろしくお願いします。 高校生のころは、実は「将来これを研究したい」とはっきり言えるテーマがまだ見つかっていませんでした。 ただ、家族に工学部出身者が多く、また地元の科学館などで開催されているワークショップに参加する中で モノ作りが好きだと感じていたので、自然と「工学部に進みたい」という気持ちはずっとありました。

化バイ先生

家族など身近な人からの助言は、やはり大きな影響がありますよね。

Aさん

工学部の中でも、化学・バイオ工学科は、化学と生物の両方を本格的に学べる点に魅力を感じました。 高校3年生のときにオープンキャンパスに参加したのですが、模擬講義や研究室見学を担当された先生方や先輩が、 自分の研究について本当に楽しそうに説明してくださったんです。 その姿を見て、「自分もこんなふうに研究に向き合いたい」と思いました。 また、学科名からもわかるように「ここなら幅広い化学の知識を体系的に学べそうだ」 「学びながら自分がしたいことを見つけられそうだ」と感じたことも、進路を決める後押しになりました。

化バイ先生

学びのギャップと“伏線回収”の感覚 入学してみて、高校で学んでいた化学・生物との違いをどのように感じましたか?

Aさん

一番驚いたのは、化学という学問の広さと深さです。 高校では無機・有機・理論化学が中心でしたが、大学ではそれに加えて、 化学工学、量子化学、生化学、表面化学、資源化学など、本当に多様な分野の化学を学びます。

化バイ先生

最初は戸惑いませんでしたか?

Aさん

最初は科目名だけでも難しそうで不安でした。 でも、授業を受けるうちに、高校で暗記していた内容の「なぜ?」の部分が少しずつ理解できるようになりました。 「あ、ここで習ったことが、あの分野につながるんだ」とわかる瞬間があり、 それがまるで“伏線回収”のようで、とても面白かったです。

化バイ先生

“実験している自分”を実感した瞬間 授業や実験の中で、「化学に携わっている」と強く感じた瞬間はありましたか?

Aさん

有機系の実験で、試験管を振って反応を進めたり、 エバポレーターで溶媒を飛ばして結晶を回収したりしているときです。 フラスコの中に白い結晶がぱっと現れる瞬間を見ると、 「あ、本当に実験が進んでいるんだ」と実感できて、すごく嬉しくなります。

化バイ先生

実験ならではの達成感ですね。

Aさん

はい。その瞬間に「今、自分は化学をやっている」とはっきり感じられます。

化バイ先生

“レポート作成に苦しんだ時期と、それを乗り越えた先に見えた景色 レポートや課題はやはり大変でしたか?

Aさん

正直、最初はとても大変でした。 一週間でレポートを仕上げるペースに慣れるまで、時間配分がうまくできず、夜遅くまで取り組むことも多かったです。 他の授業や部活動との両立もあり、頭も体もいっぱいいっぱいになることもありました。 また、そもそも内容の理解が足りず、レポートや課題がなかなか進まなかったことも、しばしばありました。

化バイ先生

そのとき、どうやって乗り越えたのでしょうか?

Aさん

わからないところは、まず図書館で初心者向けの本を探して、そのあと授業資料や専門書を読み直すようにしました。 また、友人と「ここどう思う?」と相談し合ううちに、だんだん内容が理解できるようになることもよくありました。 時間のマネージメントは永遠の課題ですが、周りに頑張っている人がたくさんいるので、 その姿をみて自分も頑張ろうと気合を入れて何とか乗り切っています。 強いて言えば、優先順位をつけることと、隙間時間をうまく活用することが両立のカギだと思います。

化バイ先生

“考える力”が身についたという実感 学びを通して、ご自身の考え方にどんな変化がありましたか?

Aさん

迷ったときは「定義に戻る」「本質を考える」という姿勢が自然と身につきました。 高校の頃よりも、じっくり時間をかけて考えるようになり、 理解が深まるだけでなく、知識同士のつながりが見えるようになったと感じています。 また、ニュースや他者の主張に対する向き合い方も変わりました。 すべてを鵜呑みにするのではなく、本当にそうかなと考える余白が学びによって生まれたと思います。

化バイ先生

それは、研究者にとってとても大切な姿勢ですね。

Aさん

はい。自分の中で、「考えること」が楽しいと思えるようになりました。

化バイ先生

研究者を志すようになった理由 将来について、どのように考えていますか?

Aさん

学びの楽しさを味わえるようになって,博士後期課程まで進学し、 将来は研究者になりたいと考えるようになってきました。 基礎学問を理解することで、モデルと実験結果が違ったときにも「なぜだろう」と考えられるようになり、 研究の面白さを強く感じるようになりました。 その考え方を生かして、社会に貢献できる研究ができたらいいなと思っています。

化バイ先生

未来の後輩たちへ 最後に、これから化学・バイオ工学科を目指す高校生の皆さんへメッセージをお願いします。

Aさん

化学・バイオ工学科での大学生活は、本当に充実しています。 もし少しでも興味があるなら、ぜひ挑戦してみてください。 ここには、一緒に成長できる仲間と、自分の世界を大きく広げてくれる学びがあります。

研究のイメージ画像

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