東北大学 工学部 化学・バイオ工学科

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見学コースG

研究室公開化学・バイオ系研究棟 2階 W203号室

環境応答をになう生体分子の最適化

バイオ工学コース応用生物物理化学分野(魚住研究室)
http://www.che.tohoku.ac.jp/~biophy/

 世界的な食料問題や環境保全の対策の一つの糸口として、降水量の少ない乾燥地、海水に浸かった土壌、毒性の強い重金属が蓄積した不良土壌においても生育が可能となる植物を作り出すために、植物の環境ストレスに対抗する生命分子の仕組みを理解して、分子のデザインを行い環境ストレスに強い植物の開発をすすめています。
 乾燥ストレスの低減や病害抵抗性の向上をめざして、植物のイオン輸送体に作用する分子標的剤の開発を行っています。生物が本来もっている環境適応能力を最大限に引き出す研究です。
 「バイオ材料」や「バイオ燃料」を生み出すバイオ技術は、植物や藻類だけがもっている空気中のCO2から、油(炭化水素)や糖類(炭水化物)を太陽光エネルギーによって作り出す特別な能力に基づいています。本研究室では、光合成の最適化にかかわる生体分子を探り,生物を用いて効率的に炭素化合物を生産する新たな手法の実現をめざして遺伝子工学・分子生物工学を駆使した研究と開発を行っています。
 遺伝情報の検出,生体膜再構成法や細胞内分子の可視化する測定によって、これらの研究を行います。この機会に、最先端のバイオテクノロジーに触れて、生物の能力を引き出す生物工学の面白さと可能性を実感してください。

環境変化に対応する遺伝子

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