東北大学 東北大学 大学院工学研究科・工学部 化学・バイオ系

先端環境創成学専攻 先端環境創成学専攻 - 環境無機材料化学研究分野 GRADUATE SCHOOL OF ENVIRONMENTAL STUDIES - CHEMISTRY FOR ENVIRONMENTAL INORGANIC MATERIALS

環境応答機能材料の創製

環境応答機能材料の創製

結晶構造、粒子サイズと形態制御可能な無機機能性ナノ材料の創製を行っている。環境に優しいソフトケミカルプロセスによる環境応答性無機ナノ材料の形態・結晶化度・結晶相・粒子サイズの精密制御を行い、環境調和・エネルギーの高効率利用・フォトンや化学物質による環境応答機能の発現に関する材料創製及び機能性開拓を行っている。

環境応答機能材料の創製

主な研究テーマ

二次元層状化合物のガスセンシング機能

二次元層状化合物の創製を行い、コンポジットやヘテロ構造の形成、元素置換等による結晶構造・電子構造制御を行い、揮発性有機化合物(VOC)などの環境ガスを高感度でのセンシングを実現し、層状化合物の二次元空間を利用した環境応答機能の高度化を目指す。

形態が制御された酸化亜鉛粒子膜・配向性薄膜の創製
マルチ機能性を有する複合型透明光触媒薄膜の創製

環境に優しいソフトケミカルプロセスを利用し、赤外線遮蔽特性を有する物質群を創製すると共に、イオンドープ型高活性可視光応答光触媒ナノ材料との複合化を行い、光触媒材料のマルチ機能性を実現し、スマートウィンドウ材料としての応用を目指す。

マルチ機能性を有する複合型透明光触媒薄膜の創製
構造・原子配列制御に立脚した希土類含有新規無機材料の創出

希土類元素、とりわけランタノイドは4f電子が関与する特有の電子遷移を示す。この性質を利用して、結晶構造・原子配列を高度に制御・解析することで4f電子遷移ならではの新しい機能の創出を目指している。特に、現在は蛍光や発色といった光学特性に注目して、新たな機能化・新材料設計に取り組んでいる。

フルスペクトル光触媒システム・フルタイム反応型光触媒システム