生物資源工学
生物資源工学
植物や海藻は光合成能を保有しており、環境中の二酸化炭素を吸収・固定し、炭水化物として貯蔵することができます。これら再生可能なバイオマスを微生物によって分解・糖化・発酵することで基幹化合物に化学変換するとともに、培養した微生物を魚粉代替タンパク質として魚類に与えることで治療に使える抗体の取得を目指しています。

主な研究テーマ
- 微生物バイオリファイナリー
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未利用のセルロース系バイオマスを原料として、嫌気性細菌を用いて分解・糖化・発酵することで、バイオアルコールや有機酸を効率的に化学変換するバイオ技術を開発しています。
- 魚類バイオテクノロジー
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魚類は脊椎動物の源流にあり、獲得免疫系はヒトに通じる生体防御システムです。私たちは、コイ科魚類(キンギョなど)に免疫することで簡便・迅速な抗体作製技術を開発しています。
- F-REIプロジェクト
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福島国際研究教育機構(F-REI)におけるエネルギー分野(植物)で資源作物ソルガムを原料として、「田丸システム」によるグリーンケミカル製造(SAF・バイオポリマー)を目指しています。