東北大学 東北大学 大学院工学研究科・工学部 化学・バイオ系

化バイについてわかる10のコト

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学びを知識というチカラに変える

化学・バイオ系では工学的視点に立った化学の教育・研究を行っています。
幅広い知識を習得しながら、応用化学、化学工学、バイオ工学の3つのコースを深掘りすることができます。

応用化学コース

応用科学コース

新しい物質・材料をつくりだす“化学の知”

#触媒 #IoT #金属 #エネルギー #電気化学 #ナノ粒子

応用化学コースでは原子・分子レベルで物質・材料の構造と機能、素反応プロセスを化学的に捉えることを学びます。

これまでにない新しい素材や材料の合成、またそれらの性質や機能を評価する新しい分析技術の開発には、原子・分子レベルで、物質・材料の構造と機能、素反応プロセスを1つ1つ明らかにすることがとても大事になります。
みなさんが高校で学んだ化学の知識がたくさんに活かされています。

本コースでは、化学反応の高度制御のための、 新プロセス・分析手法の開発に取り組んでいます。
例えば、高圧・マイクロ波化学プロセスや真空化学プロセス、 触媒化学プロセス、電気化学センサーなど、いずれも世界をリードするものばかりです。
研究対象とする物質や材料は幅広く、無機、有機分子はもちろん、金属、半導体、セラミックスから生体材料まで、ナノ粒子や超薄膜といったそれらの構造や形態も含めると、多岐にわたっています。

こうした研究の成果は、今、社会で関心が高まっているIoT技術や資源・エネルギー、環境保全技術等の発展に大きく貢献することができます。
このコースでは“化学の目”を培い、物質・材料の構造や物性・機能を解明し、新たに開拓し社会に貢献する“化学”研究者の育成を目指しています。

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化学工学コース

科学工学コース

化学産業の発展に直結する”化学プロセスの開発”

#ものづくり #化学製品 #燃焼 #新材料 #化学プラント

化学工学コースでは持続可能な社会構築を目指し、優れた化学製品を効率良く・環境に優しく製造する「作り方」の開発を学びます。

化学繊維、プラスチック、ガソリンなど身近な化学製品がたくさんあります。
食品加工や医薬品の製造、さらに鉄鋼、セラミックス、プラスチック等の様々な素材、自動車、家電、パソコンや携帯電話に至るまで化学の力なくして、私たちの日常生活は成り立ちません。

本コースでは、化学が関わる様々な製品を新たに作り出すための手法や技術を追及すると共に、効率良く、エネルギー面、経済的にも優位に生産するための「化学プロセス」を開発しています。特に、持続可能な社会を構築する上で大事な視点は、地球環境に負荷をかけずに良質な製品をつくることです。

例えば、エネルギー有効利用を目指した燃焼技術の開発、高機能材料プロセスの開発、新材料開発のための数値シミュレーション、バイオマス資源の高効率利用、超臨界状態を利用する新規物質製造プロセスなど、世界最先端の技術を結集させて、持続可能な社会の実現に貢献する先駆的化学プロセスを創造する研究を推進しています。

「化学工学」では、ナノサイズから化学プラントのように大規模なスケールまで 様々なサイズを対象とし、モノづくりに関わる様々な化学反応、物理現象を数値により定量的に考えていきます。

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バイオ工学コース

バイオ工学コース

オンリーワンなバイオエンジニアを目指す

#DNA #バイオテクノロジー #バイオ医薬 #生体模倣 #人体 #植物

バイオ工学コースでは生物について学び、その機能を利用し、材料・農業・医療分野を切り拓く新たな「ものづくり」を開発しています。

生物は、膨大な数の分子が集まって様々な化学反応を調節して動いている究極の化学プラントとも言えます。
例えば、細胞に新しい化学反応を組み入れて生物資源からバイオ燃料や医薬品を合成することや、細胞をがん化させる連鎖反応を食い止める分子を設計するこ とが行われており、分子の知識が無くてはバイオテクノロジーの開発を行うことができません。

本コースでは、分子の視点から生物の仕組みを理解・解明すると共に、その研究を利用して、生物のもつ緻密な機能を利用・模倣した物質変換、バイオ医薬品合成、治療システムの開発を研究しています。新しい機能をもつ酵素、抗体、膜タンパク質、生体模倣触媒を発見・開発し、それらを化学反応 や細胞へ利用す ることで、環境低負荷なバイオポリマー合成、細胞を使った 有用物質生産、過 酷な環境で生育できる植物、副作用がないバイオ医薬などを創りだしています。

さらに、工学部ならではの微細加工技術を利用して化学反応や細胞をモニタリングするバイオデバイスの開発も行っており、分子スケールの理解から新しい物質だけでなく細胞やデバイスを創りだす人材を育成することで、環境調和な社会の実現と人の健康・安全に貢献することを目指しています。
このコースでは“化学の目”培い、物質・材料の構造や物性・機能を解明し、新たに開拓し社会に貢献する
“化学”研究者の育成を目指しています。

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