化学・バイオ工学科を卒業した約90%の学生が工学研究科と環境科学研究科に進学し、 研究者やリーダーにふさわしい力を身につけ、国内外で活躍しています。 まず博士課程前期から本格的に研究室を活動の拠点にします。研究に主体的に取り組み、高度な専門知識と問題解決能力を身につけます。
研究成果は学会プレゼンテーションや論文にまとめあげ、発信します。 同時に大学院で提供している講義や研修、留学やワークショップなど多様な教育プログラムを利用して広い知識を獲得し、 発信力、コミュニケーション能力を身につけます。
さらに博士課程後期に進学し専門を究めつつ、研究を広い視野の中で俯瞰的に捉える能力、 新しい研究を企画立案する能力を涵養します。同時に国際的な場での発信力を身につけます。
デンマーク工科大学に1年間留学し、化学工学の基礎について学びました。 すべて英語で講義が行われることや、講義の最中でも学生が積極的に質問し、 その場で議論が始まることなど、日本の大学とは違う文化にとても刺激を受けました。 留学は、海外の大学教育の仕組みや学生の考え方を肌で感じ、自分の価値観を客観視できる良い機会です。 日本に帰ってから、広い視野で物事を考えられるようになりました。
修士の時に台湾で行われたisCEBTに参加し、日本や台湾の大学生の前で研究発表をしました。 十分に準備を進めて本番に臨んだこともあり、優秀賞の一人に選ばれ自信になりました。 国際会議での発表は、海外の大学の研究を直接知ることができる貴重な機会です。 また、自分の研究について多くの人から意見や感想をもらえるので、その後の研究のモチベーションアップにもつながります。
ドイツで開催された国際会議に参加し、英語で口頭発表しました。
日常の英会話とは違う研究発表独特の表現での説明に苦労しましたが、
海外の人たちが自分の研究に興味を持ってもらえたのでうれしかったです。
海外の研究者は、聴衆を引き付ける様々な発表のテクニックを持っていたので、
とても参考になりました。この経験を生かして、これからも自分の研究を海外に発信していきたいです。
研究室での生活は、あらゆることが能動的です。研究のテーマや進め方は自分で考えて決める必要があるし、 1日の生活リズムも学生によってそれぞれ違います。私の研究室では月に一回、学生と先生が集まり論文紹介をします。 新しい知見を吸収する良い時間であり、伝えたいことをわかりやすく説明するトレーニングの場でもあります。 学生や先生と交わす有意義なディスカッションは、研究の糧となっています。