有機性廃棄物のアシドロコンポスト化

Acidulocomposting

NTAP-1株を含む複合微生物系をスターターとする生ごみ処理システム(アシドロコンポスト化)の開発にも成功しています。このアシドロコンポスト化は弱酸性(pH 4−6)・高温(50−70℃)条件下で進行するコンポスト化プロセスであり、持続性が高く臭気の発生もきわめて少ないのが特徴です。
   
   

コンポスト中の微生物叢を分子生物学的手法で解析した結果、コンポスト化開始後スターター微生物群はやがて消失し、代わって乳酸菌を主体とする安定な微生物叢が形成されることが判明し(図7)、この微生物叢と本システムの安定性・持続性やコンポストの弱酸性との密接な関連性が示唆されました。
   
     
本システムを採用した生ごみ処理装置は、現在、国内外の家庭や事業所で広く利用されています。

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