東北大学 大学院工学研究科 バイオ工学専攻 生体機能化学講座 タンパク質工学分野
Smart Bio-Design:合理的に蛋白質をスマートに設計する
ナノテク:勝手に組み上がるナノデバイス

 蛋白質が表現する重要な機能の1つに「分子認識」があります。例えば、酵素は基質特異性があって特定の構造を持つ有機分子に結合して、その分子の化学反応を手助けします。また、抗体分子は、体内で様々な分子を対象として、特定の分子にだけ結合するような機能を持つことができ、疾病解明や医薬応用へ向けた応用がなされています。私達は、この抗体が「分子を認識」する機能は分子のみにとどまらず、無機材料のような表面構造も識別して、そこへ吸着できると考えてきました。その結果、これまでに、金属やセラミックス表面を識別して結合できる抗体分子を取得し、その抗体を用いた無機ナノ粒子や蛋白質のパターニングやナノ粒子のアセンブリに成功してきました。この技術は、無機・有機・バイオ分野のナノ素材を積木のように積み上げることによって特定の機能を持つナノデバイスを作製することを可能にすると考えています。

HOME
Members
Contact
Publication
Study
Link
日本語
English