化学・バイオ系講義棟 2階 中講義室
身近な食品に生きる化学の力~植物油の機能性と安全性~
化学工学コース反応プロセス工学分野 北川 尚美
9月21日(月・祝)14:10-14:50
ペットボトルの材料となるプラスチックをはじめとする化学品だけでなく、食品、化粧品、医薬品など、私たちの身の回りの全てのものに化学の力が詰まっています。
大学では、まず、講義を通じて、どのように化学の力が使われているのか、その様々な原理を理解します。そして、その原理を応用・発展させることで、新たな物質や機能を作り出すための研究を行っています。
公開講座では、身近な食品の一つである植物油を取り上げ、
- どのような化学物質であるのか
- その化学物質がどのように生合成されているのか
- 食用油自体はどのように製造されているのか
- どのような機能が付与されているのか
- どのように安全性が保たれているのか
- 食べた後、ヒトの体の中でどのように働いているのか
- 他にどのような食品に使われているのか
などについて、本学科の特長である「応用化学・化学工学・バイオ工学の一体教育」ならではの視点から講義します。
最近、多くの店舗で食用油コーナーが新しくなり、様々な種類の植物の油が並んでいます。その理由や一つ一つの機能と働きを学ぶことで、昨日までとは違った視点で製品を楽しめるようになります。そのような化学の素晴らしい力を体感してみませんか?
博士(工学) 北川 尚美 NAOMI SHIBASAKI-KITAKAWA 工学研究科 化学工学専攻 教授