H16分析化学 学習の達成目標・クイズ内容

2005.01.31 出題内容欄クイズ解答のリンク不具合を修正しました.

回数

学習の達成目標

出題内容

第1回

化学分析法の基礎(1)

  • 物質収支,電荷収支式をたてることができる

収支式(1)

第2回

化学分析法の基礎(2)

  • プロトン収支式をたてることができる
  • 熱力学的な平衡定数・濃度平衡定数を定義して説明できる
  • 活量,濃度,活量係数について説明できる

収支式(2)

第3回

酸塩基平衡(1)

  • 酸塩基を定義し,説明できる
  • 酸解離定数Ka,水の自己解離反応定数Kwについて説明できる

酸塩基の理論

第4回

酸塩基平衡(2)

  • pH滴定法によるpKaの解析法を説明できる
  • pKa値から酸・共役塩基の分布曲線を描くことができる
共役酸塩基の分布曲線を描く

第5回

酸塩基平衡(3)

  • 滴定曲線の当量点,緩衝帯について説明し,Kaの概算値を読むことができる
(休止)

第6回

酸塩基平衡(4)

  • 緩衝溶液について説明できる
  • 収支式,Kaの式,近似により平衡濃度,pHを推算できる
pHの推算

第7回

錯形成平衡(1)
  • 錯体の安定度定数の決定法について説明できる
  • 金属錯体種の分布曲線を描くことができる
  • 錯形成の選択性をHSAB則に基づき説明できる
金属錯体化学種の分布曲線を描く

第8回

錯形成平衡(2)
  • 錯体の条件安定度定数,副反応係数について説明できる
  • キレート滴定の精度から条件安定度定数,副反応係数を決定できる
条件安定度定数,副反応係数の計算

第9回

錯形成平衡(3)
  • キレート滴定の条件(pH, pM)を設定できる
  • 金属指示薬の機能の要件を説明できる
pH vs pMダイヤグラムを描く

第10回

酸化還元平衡(1)
  • 電位と酸化還元にかかわる化学種の活量との関係を数式化し,自由エネルギーと関係づける
  • 電池を構成し(Anode, Cathodeの定義,電池の記号による表記),起電力を計算できる
  • 参照電極の原理を説明する
  • ガラス電極を用いるpH測定について説明できる
  • 式量電極電位について説明できる
金属錯体の酸化還元電位の計算

第11回

酸化還元平衡(2)
  • 酸化還元滴定曲線の概略を描くことができる
  • 酸化還元滴定曲線から標準電極電位(あるいは式量電極電位)を読み取ることができる
  • 酸化還元指示薬の要件を説明し,滴定系に適したものを選択できる
電位−pH図を描く

第12回

二相間平衡(1)
  • Nernst分配則を説明できる
  • 難溶性金属塩(沈殿)の溶解度積,溶解度について一般式を用いて説明できる
  • 難溶性金属塩(沈殿)の溶解度に及ぼす塩の効果について説明できる
難溶性塩の溶解度に及ぼす因子

第13回

二相間平衡(2)
  • 難溶性金属塩(沈殿)の溶解度に及ぼすpHの効果について説明できる
  • 沈殿反応を用いた金属イオンの分離について説明できる
(休止)

第14回
(最終回)

二相間平衡(3)
  • 分配定数,分配比,抽出率,抽出定数について説明できる
  • 金属イオンの(i)キレート抽出,(ii)協同効果抽出,(iii)イオン対抽出について,原理を説明できる
(休止)

第15回

分析法の成立と工業・環境・医療分野への応用