東北大学 東北大学 大学院工学研究科・工学部 化学・バイオ系

応用化学専攻 応用化学専攻 - 電気化学分野 DEPARTMENT OF APPLIED CHEMISTRY - ELECTROCHEMICAL SCIENCE AND TECHNOLOGY

バイオナノセンシング

バイオナノセンシング

産業界における電気化学の役割は、エネルギー変換からバイオセンサにいたるまで幅広く、今後も重要性が増すことが予想されています。我々は電気化学を基盤として、異種生体分子のパターニングや網羅的バイオ分析の可能性を広げる研究に取り組んでいいます。ナノテクノロジーや微細加工技術を応用し、さらに高性能なセンシングデバイスを提案します。

バイオナノセンシング

主な研究テーマ

受精卵や幹細胞の機能評価に応用可能な研究ツールの開発

微小電極で受精卵近傍の局所酸素濃度を計測し、単一受精卵ごとの呼吸量と発生能の比較を検討しました。受精卵呼吸測定システムが装置として実用化され、移植医療・再生医療用の生体材料を評価することにも応用が期待できます。

受精卵や幹細胞の機能評価に応用可能な研究ツールの開発
走査型プローブ顕微鏡に基づく機能材料・電極材料の局所性能解析

走査型プローブ顕微鏡のシステムに微小電極を搭載することで、試料表面の局所的な電気化学的評価に取り組んでいます。電池材料からバイオマテリアルまで幅広い機能材料の評価を可能とする手法が世界的に注目されています。

走査型プローブ顕微鏡に基づく機能材料・電極材料の局所性能解析
電気化学イメージングデバイスの開発と化学センシングへの応用

1000点を超える電極を配列化した新しい原理の電気化学アレイデバイスを開発しました。マウスの胚性幹細胞が分化する過程で、未分化マーカーであるアルカリホスファターゼの活性が変化する様子を継時的に追跡することに成功しています。

電気化学イメージングデバイスの開発と化学センシングへの応用